新機能のご紹介
新しいApple Gamesアプリ、App Analytics、アプリ内課金、 プロダクトページなどの最新情報をご確認ください。
Apple Gamesアプリ
Apple Gamesは、どのAppleデバイスでもゲームを思い切り楽しむことができる、新しいオールインワンのアプリです。Apple Gamesアプリでは、プレーヤーが友達と1つの便利な場所に集まって、iPhone、iPad、Macでゲームを見つけ、起動し、参加することができます。プレーヤーはチャレンジで競い合ったり、マルチプレーヤー対戦で一緒にプレイしたり、達成項目に到達するなど、さまざまなことができるようになっています。ゲームはゲームアプリ内に自動的に表示され、Game Centerの機能やアプリ内イベントを使えばさらに多くの場所に表示されるようになります。
現在ベータ版で利用可能。この秋からすべてのカスタマーが利用できるようになります。

Game Center
Game Centerの新機能により、ゲームをプレイしたり友達とつながったりすることがさらに楽しくなります。新しいApple Gamesアプリでは、ゲームをより際立たせるため、次のような新機能を利用できます。
- チャレンジ: シングルプレーヤーゲームのプレイ体験を、友達との交流の場に変えることができます。チャレンジでは、友達をゲームに招待し、制限時間内に誰が最高スコアを獲得するかを競います。
- アクティビティ: プレーヤーをゲーム内の特定の場所にリンクすることで、各プレーヤーが素早くアクションを起こせるようになります。たとえば、アクティビティを使用して、プレーヤーをLeaderboardやチャレンジ、マルチプレーヤー対戦などに誘導することができます。
- マルチプレーヤーアクティビティ: ゲームアプリのさまざまな場所でゲームのマルチプレーヤー体験のプロモーションを行い、プレーヤーが別のプラットフォームからでもシームレスに友達を招待できるよう設定することができます。マルチプレーヤーアクティビティは、Game Centerが提供するインフラストラクチャか、独自のマルチプレーヤーシステムを使って構成できます。
現在ベータ版で利用可能。
ゲームオーバーレイ
iOS 26、iPadOS 26、macOS 26以降では、新しいゲームオーバーレイにより、プレーヤーは重要な場面でゲームに留まることができます。設定を調整したり、友達とつながったり、最新のアプリ内イベントや対応するGame Center機能を確認したりといったアクションを、いずれもゲームを中断することなく、簡単に行えるようになりました。
現在ベータ版で利用可能。
Managed Background Assets
Managed Background Assetsを使用すると、ゲームやアプリのアセットをより簡単にホストできます。アセットパックのダウンロード、アップデート、ストリーミング解凍などの処理をすべて自動的に管理できるようになったため、アプリやゲームでダウンロード可能コンテンツ(DLC)などのアセットをユーザーのデバイスにダウンロードする方法を簡単に設定できます。システム提供の新しいダウンローダー拡張機能は、アプリやゲームに簡単に組み込むことができ、カスタムコードは必要ありません。TestFlightやApp Storeのアプリやゲームでは、アセットパックをセルフホストするか、またはAppleにホストを任せてダウンロード可能アセットを提供できます。Apple Developerメンバーシップの特典の一部として、200GBまでのバックグラウンドアセットでAppleによるホストを利用できます。Appleがホストするバックグラウンドアセットは、アプリのビルドとは別に提出できます。
現在ベータ版で利用可能。

App Analytics
App Analyticsには年内に、アプリやゲームのパフォーマンスの測定に役立つ、100を超える新しいメトリックスが導入される予定です。これらの新しいメトリックスにより、サブスクリプションやオファーを含むアプリ内課金を最適化しつつ、ユーザーのプライバシーも保護できるようになります。その他の機能強化には次のようなものがあります。
- ユーザーインターフェイスの改善: App AnalyticsがApp Store Connectの「アプリ」セクションに表示され、より素早くデータにアクセスできるようになりました。メトリックスはまた、獲得、収益化、リテンションなどカスタマーのライフサイクルの段階別に整理されているため、最も関心のあるメトリックスを簡単に見つけることができます。さらに、一度に最大7つのフィルターをメトリックスに適用できるようになったため、データをさらに詳しく掘り下げて、追加のインサイトを得ることができます。
- サブスクリプションに関する新しいメトリックスとレポート: 新しいサブスクリプションレポートには、アプリのダウンロードのソースデータが含まれるため、カスタマーがアプリやゲームをどこで見つけたかをより深く理解できます。このレポートは、Analytics APIを使用して一括エクスポートできます。
- 新しいピアグループのベンチマーク: App Storeで配信されている類似のアプリやゲームの収益業績と比較し、ご自身の収益化の状況を相対的に把握できます。新しいベンチマークメトリックスは、ダウンロードから購入へのコンバージョンや、ダウンロードあたりの収益などの情報を提供します。
- 新しいコホート機能: コホート分析により、ユーザーの行動についてより詳細なインサイトを得ることができます。たとえば、アプリのダウンロード日に基づくコホートを作成して収益を経時的に測定したり、サブスクリプションコホートを選択してユーザーのリテンション期間や傾向を把握したりできます。
年内に利用可能になる予定です。

アプリ内課金
オファーコード
すべてのアプリ内課金タイプで新しくオファーコードがサポートされ、カスタマーに期間限定でアプリ内課金を割引価格または無料で提供できるようになりました。これによってオファーコードの適用対象の範囲が拡大し、自動更新サブスクリプションに加えて、消耗型、非消耗型、非自動更新サブスクリプションにも適用できるようになります。Sandboxを使用してオファーコードの実装をテストすれば、シームレスなコード利用フローを確立できます。
年内に利用可能になる予定です。
テスト機能の強化
Sandboxでの購入の際に、テスト購入の検証のためにFace IDやTouch IDなどの生体認証が利用されるようになりました。その他のSandboxテストの強化機能としては、すべてのアプリ内課金タイプで購入履歴を消去できるようになったことが挙げられます。また内部テスターも、インストールしたすべてのTestFlightアプリに自身のSandboxアカウントを使用できるようになり、より高度な購入テストがサポートされるようになりました。
現在利用可能な機能は、生体認証とTestFlightのサポートです。購入履歴の消去は、年内にサポートが開始される予定です。

App Store Connect
Web版App Store Connect
App Store Connectの機能強化により、次のようなことが可能になりました。
- アプリタグを管理し、概要を確認できます。
- すべてのタイプのアプリ内課金について、オファーコードを作成できます。
- 各カスタムプロダクトページに、App Storeでの最新バージョンに基づいてキーワードを割り当てることができます。
- アプリやゲームに年齢制限やAccessibility Nutrition Labelsを設定できます。
App Store Connectアプリ
App Store Connectアプリでは新しいTestFlightの強化機能を利用できるため、次のようなことが可能になります。
- TestFlightのスクリーンショットやクラッシュに関するフィードバックを確認できます。
- ベータ版テスターがTestFlightのフィードバックを提供したときに、プッシュ通知を受け取ることができます。
またその他の改善やバグ修正により、外出先でアプリやゲームを管理する際の安定性が向上しています。
App Store Connect API
App Store Connect APIを使用すると、開発プロセスを自動化できるため、優れたアプリやゲームの開発と配信に集中することができます。
- 新しいBuild Upload APIを使用すると、アップロードのプロセスを効率化して、検証と適切なテストの済んだアプリのビルドのみをApp Store Connectに追加することができます。
- Webhookを作成し、リアルタイムのアップデートをシステムに直接プッシュすることができるため、アプリやゲームで発生したイベントやステータス変更に即時に対応できます。通知の種類には、TestFlightのフィードバック、アプリのバージョン状態、ビルドのアップロードなどがあります。
- 新しいTestFlightエンドポイントでは、新しいスクリーンショットやクラッシュに関するフィードバックが提供されたときにクエリを実行することで、ベータ版テストを管理し効率化できます。
- Appleがホストするバックグラウンドアセットのサポート:アプリのビルドとは別個にApp Store Connectにアセットパックをアップロードしたり、TestFlightとApp Storeでの審査用にアセットパックを提出したり、アセットパックのバージョンの状態を照会したりできます。
- App Store Connect APIを使用してGame Centerの機能を設定できます。
現在利用可能な機能は、Webhook、およびTestFlightの機能強化です。App Store ConnectアプリにおけるApp Store Connect APIとTestFlightの機能強化に関するレビューの要約も確認できます。アプリタグ、すべてのアプリ内課金タイプでのオファーコードの提供、カスタムプロダクトページのキーワード、Build Upload APIは、年内に利用可能になる予定です。

プロダクトページの機能強化
プロダクトページの新しい機能は、アプリやゲームがもたらす価値をカスタマーにより深く理解してもらう上で役立ちます。
Accessibility Nutrition Labels
App Storeのプロダクトページに表示される新しいAccessibility Nutrition Labelsにより、カスタマーはアプリやゲームをダウンロードする前に、どのようなアクセシビリティ機能が搭載されているかを確認できます。
アプリやゲームの機能サポート状況(VoiceOver、音声コントロール、さらに大きな文字、キャプションの機能の有無など)に関する情報を、App Store Connectに提供できるようになりました。その情報に基づいて、App Storeのプロダクトページに、対応しているプラットフォーム別のAccessibility Nutrition Labelsが表示されます。必要に応じて、App StoreのプロダクトページにURLを追加し、より詳しい情報が記載されたWebサイトへのリンクを提示することもできます。
あらゆる能力を持つ人々が自分のニーズに合ったアプリやゲームを簡単に見つけられるようにするため、今後はApp StoreのすべてのアプリとゲームにAccessibility Nutrition Labelsの使用が義務付けられます。App Store Connectヘルプガイドには、さまざまな種類のラベルと評価基準に関する詳細なガイダンスが示されているため、アプリやゲームがアクセシビリティ基準を満たしているかどうかを適切に評価することができます。
現在ベータ版が利用可能で、年内にはすべての機能がカスタマー向けに提供される予定です。
カスタムプロダクトページのキーワード
カスタムプロダクトページでは、デフォルトのプロダクトページと異なる独自のスクリーンショット、アプリプレビュー、プロモーション用テキストを使って、アプリやゲーム内のさまざまなコンテンツや機能を紹介することができます。各カスタムプロダクトページに、App Storeでの見つけやすさを向上させるためにキーワードを割り当てられるようになりました。キーワードが割り当てられたカスタムプロダクトページは、選択されたキーワードの検索結果ページで、デフォルトのプロダクトページよりも上位に表示されます。
年内に利用可能になる予定です。
アプリタグ
アプリタグの語句により、ユーザーはアプリやゲームの主な特徴を一目で把握できます。アプリタグはApp Storeの検索結果だけでなく、プロダクトページにも表示できるようになったため、App Storeでアプリやゲームがさらに見つけやすくなりました。これらの表示場所で特定のタグ(「Sleep」など)をタップすると、その特定のタグに関連するほかのアプリやゲームを表示できます。アプリタグはApp Store Connectに提供したApp Storeのメタデータ、人工知能、および人間によるキュレーションを組み合わせて生成されます。また、App Store Connectの「アプリ情報」セクションで、選択したタグのうちどのタグをApp Store全体に表示するかを管理することもできます。
段階的な導入のプロセスとして、現在米国で、App Storeの一部のアプリとゲームを対象に検索タグが英語で提供されています。今年を通じて、米国のストアフロントのすべてのアプリとゲームに対象が拡大され、追加のストアフロントと言語でも提供が開始されます。

子どもを守るためのツール
Appleでは、子どもがアプリやゲームにおいて年齢に応じた楽しく豊かな体験を得られるよう、子どもの安全性を高めプライバシーを保護するためのさまざまなツールを用意しています。
全世界での年齢制限のアップデート
3つの新しい年齢制限が利用可能になり、各アプリやゲームの利用に適した年齢層をより正確に設定できるようになりました。App Store Connectで年齢制限を設定する際には、新しいワークフローを利用することで、ペアレンタルコントロールや年齢確認などの重要なコントロールについてより簡単に情報提供できます。また、ユーザー生成コンテンツ、メッセージ、広告などに関するアプリやゲーム内の機能を指定することもできます。入力した回答に基づいてアプリやゲームに適した年齢制限が算出されますが、必要な場合はより高い年齢制限を設定することもできます。
年内に利用可能になる予定です。
Declared Age Range API
保護者は、アプリやゲームを利用する子どもに、自分のアカウントに関連付けられる年齢範囲の情報を提供させることができます。新しいDeclared Age Range APIを使用すると、子どもの年齢層に基づいて、年齢に適したコンテンツや体験を提供できます。また保護者は、子どもに適した共有オプションを、「Always」、「Ask First」、「Never」の中から選択できます。プライバシー保護を強化するため、子どもの実際の生年月日の提供は求めません。
現在ベータ版で利用可能。

AdAttributionKit
AdAttributionKitの機能強化により、アトリビューション情報が設定可能になりました。これによりデベロッパや広告ネットワークは、プライバシーに配慮したアトリビューション手法を活用しながら、アプリやゲームの広告キャンペーンをより柔軟に作成できます。
- アトリビューションの対象期間の設定: 広告インプレッションがアトリビューションの対象となる期間を広告主が指定できるため、目的とするアトリビューション対象期間をより柔軟に定義し、レポートを改善することができます。
- アトリビューションのクールダウンの設定: 広告主は、アプリやゲームに対する再エンゲージメントのアトリビューションの実施を制限できます。それにより、誤ったシグナルによってアトリビューション測定やレポートが歪められることを防ぎ、レポートの品質を高めることができます。
- ポストバックの国コード: ポストバックに地理情報を含めて、広告キャンペーンのパフォーマンスをより詳細に測定できるようになりました。
- コンバージョンタグ: 関連性の高いコンバージョンに特定のコンバージョン値を適用することで、再エンゲージメントのコンバージョンをよりきめ細かく分析できます。コンバージョンタグは、広告主のアプリを開くための再エンゲージメントURLに追加パラメータとして含められます。
現在ベータ版で利用可能。